今回は“代打の切り札”狩野恵輔選手をピックアップします。
群馬県の前橋工業高から阪神に入団して16年。
ひたすら阪神のために戦ってきた男も33歳になりました。
捕手としてなかなかレギュラーの座を奪えず、持病のヘルニアの悪化から育成枠も経験。一時は引退もささやかれました。
そんな苦労人の狩野選手が、2017年は選手会長に就任します。
というわけで、そのニュースを中心に年俸や嫁、子供の情報、育成時代の過去についても調査しましたー。
お楽しみくださーい。
狩野恵輔が引退
苦労人の狩野選手も引退されるということで、次々とベテラン選手が引退していきますね。
代打の切り札として、選手会長を務めていたので桧山さん、関本さんのように代打の神様的な存在を期待していただけに残念です。
良太選手と同様に引き際が2017年だったということですね。
今後の代打の切り札は福留選手が構想に入っているような報道もありますが、年齢はともかくまだ早いのかなと。
やはり、隼太選手?西岡選手?
狩野選手の代わりも注目ですね。
狩野恵輔が2017から選手会長就任!年俸もチェック
2017年、阪神の選手会長に狩野恵輔選手が就任することになりました。
狩野選手は、生え抜き野手最長の在籍期間を誇り、年齢も野手で最年長。
若手からもベテラン選手からも人望が熱く、捕手出身ですから投手陣ともコミュニケーションを取りやすいということで、まさに適任といえますね。
代打の切り札で選手会長就任は、あの“必死のパッチ”の関本賢太郎さんと同じです。
ちなみに、2016年までは上本博紀選手が務めていた選手会長。
彼の今季の不調を受け、交代となったのでしょう。
阪神はキャプテンも鳥谷敬選手から福留孝介選手に交代していますから、チームの雰囲気が一新しそうですね。
2016年、狩野選手は66試合に出場し、主に代打として87打数21安打、打率.241、3本塁打、17打点という成績でした。
これは2015年とほぼ同じ成績ですが、代打の切り札としての迫力は年々増してきているような感じです。
好機に渋いヒットを打ってつなぐイメージがありますね。
2017年の年俸は、500万円アップの2800万円で契約。
これは選手会長就任への役職手当(?)も含まれているんでしょうかね。
首脳陣も常に狩野の背中を見ているということがわかります。
いずれにせよ、2017年の狩野選手の活躍が、チーム全体の士気も変えてくることは間違いありません。
彼の活躍に期待したいところですね。
狩野恵輔は育成も経験!超苦労人!
いまでこそ代打で登場し、緊迫した場面で巧打する印象が強い狩野選手ですが、そもそもは捕手として2000年ドラフト3位で入団しました。
そこから彼の超苦労人プロ野球人生がスタートしたわけです。
2004年に一軍デビューを果たしますが、阪神の捕手のポジションには矢野燿大さん(現作戦兼バッテリーコーチ)という力のある正捕手が存在し、狩野選手はその壁をなかなか超えることはできませんでした。
2009年はその矢野さんのケガでチャンスが増え、127試合に出場。
正捕手の座をつかみかけましたが、そのオフには城島健司さん(2012年引退)が加入し、またしても正捕手にはなれませんでした。
2011年からは外野手登録になりましたが、本人には捕手への希望もあり、ブルペンで球を受けたりもしていましたね。
2010年、11年頃は持病のヘルニアとの闘いもあって本来のプレーができなくなり、2012年オフにはとうとう育成選手契約となってしまいます。背番号は99から120へ。
2013年のシーズン中には支配下登録選手に復帰し背番号も99に戻りましたが、地獄を見てきた選手といっても過言ではないでしょう。
本当に、苦労に苦労を重ねてきたプロ野球人生なんですね。
そんな狩野選手には、首脳陣が密かに画策した引退試合があったといいます。
2014年夏、ちょうど狩野選手の両親が群馬から遊びに来ていたとき、その日の夜の試合から一軍昇格。しかもスタメン出場。
首脳陣が用意した引退試合だということを、狩野選手自身がいちばん感じていたのでしょうね。
「これで最後かもしれないから見に来て」
と両親に言ったそうです。
が、首脳陣のもくろみを打ち崩したのは狩野選手自身でした。
シーズン1号ホームランを含む3安打の猛打賞。
これじゃクビにできるわけがない!
自らの手で、自らの引退試合をぶち壊すなんて、本当にカッコいいじゃないですか!
以来、その勝負強さが買われ、代打での起用が多くなった狩野選手。
来季も代打の切り札としての起用が多くなると思われますが、1年でも長くプレーを続けてほしい選手ですね。
狩野恵輔の嫁と子供は?
狩野選手には聖子さんという嫁がいて、2人の間にはなんと5人の子供がいます。
長男12歳、次男10歳、三男8歳、そして4歳の双子の女の子だそうです。
実は、子だくさんのパパだったんですねえ。
一番下の子はまだ幼稚園ですね。
となると、家計を支えるお父さんとしてはまだまだ頑張らなければいけません。
ここで引退するわけにはいかないという強いモチベーションの要因は、彼の家族愛なのかもしれません。
かっこいいお父さんは、子どもたちにとっても自慢のタネですからね。
まとめ
打席に入るときの、狩野選手のあの雰囲気がいいですね。
いかにもいぶし銀、苦労人といった空気を背負い、その背中にスタンドのファンの目を釘付けにする。
そんな選手、いまのプロ野球界にはなかなか見当たりませんね。
伝統的に阪神には代打の切り札に素晴らしい選手が多くいますが、狩野選手もその一人に名を連ねる選手ですね。
2017年も、緊迫した場面での渋いヒットをお願いします。
がんばれー、狩野!
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