2020年に向けて阪神が補強した戦力をまとめていきます。
ドラフト新人選手に関しては高校生がメインで即戦力というわけではなく、将来性を重視した面子。
新外国人選手に関しては課題の大砲としてボーア選手が補強。今回FA補強はありませんが、無償トレードで元中日・ソフトバンクで活躍した中田賢一投手が加入しています。
それぞれの特徴を調べてみました。
目次
【2020年版】阪神の補強【新外国人】
ドリス・ジョンソンの去就が気になりますが、現在期待の大砲選手としてボーア選手の加入が決まっています。
ジャスティン・ボーア
評判としてはメジャー通算92本塁打の左の長距離タイプ
ミートのイメージがないので、率は期待できない印象がありますがホームラン打者であることは違いなさそう。
走力はなく、守備の評価も高くありません。一時期阪神で活躍したブラゼルのようにグラブ捌きに関してはそこそこの評価があるみたいです。
左翼手の経験もありますが、基本的には一塁以外は守れない印象。
蓋を開けてみないとわかりわかりませんが、当たれば逆風の浜風関係なしに30本塁打以上は期待できる選手かなと思いました。
近年大砲で当たりだったのはブラゼルくらいなので、過度な期待は禁物ですね。
ジョー・ガンケル
米マーリンズ傘下3Aから獲得したジョー・ガンケル投手。
元広島のバリントンのような投球フォーム
スカウトしたのがJFKの一角として活躍したジェフ・ウィリアムス氏だそうですね。
最高球速が150キロに平均球速146キロという発表なので実際の球速はそこまで期待はできないかもしれませんが、196センチの長身右腕で角度のあるストレートに制球力が抜群だそう。
先発陣の投球回数には難があることから先発候補として見られています。
ローテ候補は西・青柳・高橋遥人の3人は確定ですが、他の候補者も競争が激しいのでジョンソン投手が退団濃厚なのでの代わりとなる中継ぎとして活躍してくれても有り難いですね。
サンズ
韓国プロ野球の打点王に輝いた右の大砲
193センチ、102キロ、32歳でレフトに配置されそうな感じですね。球団初となる外国人野手3人がスタメンで起用されたら5番辺りが濃厚でしょう。
韓国リーグの実績といえばロサリオのトラウマがあって同じく高打率は期待できないタイプですが、2割5分~2割6分の20本塁打で上出来な印象。
足も遅く守備は期待できませんので、広い甲子園のレフトの守備はマートンクラスに不安が残りそう。
スアレス
ソフトバンクから獲得した先発・中継ぎの経験があるスアレス投手。
阪神では中継ぎから場合によって先発も視野に入っているようです。阪神の中継ぎは強力といってもジョンソン・ドリスのダブル退団はさすがに戦力ダウンなので代わりとしてフル回転してほしいところ。
2016年時代の最速161キロを期待したいですね。
エドワーズ
スアレス投手と同様に中継ぎ以降として期待されるのがエドワーズ投手。
メッセを彷彿させるような投球フォームで196センチの長身から投げ下ろされるストレートは最速157キロ。
ただ、動画でもわかるようにコントロールは悪いようなので、自ら自爆しないか心配ですね。コントロールが乱れるイメージがついてしまうとエドワーズ劇場なんて言われたりするのが甲子園なので。
奪三振率は割と高い方のようなので、コントロールで苦戦しても力でねじ伏せれたら良いかなと。
中田賢一【無償トレード】
中日時代は阪神キラーだった中田賢一投手。
通算100勝の実績や2019年のウエスタン・リーグ最優秀防御率・最高勝率を残しているだけに、まだまだ1軍レベルであることは違いなさそう。
年齢的にフル回転は期待できませんが、先発を任されるのではないでしょうか。
阪神の先発は現在西勇輝・青柳・高橋遥人が確定で岩貞・秋山・才木も先発候補であることから、中田賢一投手は当確組ではありませんが、最悪シーズン途中からでも必要な戦力な時期はありそうです。
【2020年版】阪神の補強【ドラフト新人選手】
続けてドラフト新人はこちら
1位:西純矢(投手)
身長:184センチ
体重:88キロ
背番号:15
投打:右投右打
経歴:創志学園
高校時代に甲子園で16奪三振の完封や強気の投球スタイル。
持ち味は最速154キロのストレートで縦のスライダーを組み合わせが特徴で将来的に奪三振率は期待できそうな感じ。
投手なのでシーズン1年目の夏場くらいに1軍登板できれば合格といったところでしょうか。
甘いルックスで人気はかなり出そうな予感がします。
2位:井上広大(外野手)
身長:187センチ
体重:97キロ
背番号:32
投打:右投右打
経歴:履正社
期待の大砲。
同じ履正社の山田哲人(ヤクルト)選手と高校時代をパンチ力で比較すると井上広大選手の方が高評価なだけに期待したいですね。
阪神の生え抜きの大砲で成功事例があまりにも少ないですけど、早くて3年、遅くても5年以内には1軍の主軸になってほしいですね。
入団会見では40本塁打を目標に掲げています。
3位:及川雅貴(投手)
身長:183センチ
体重:74キロ
背番号:37
投打:左投左打
経歴:横浜高校
ドラフト1位クラスと予想されていた及川雅貴投手。
高校入学前には番組の企画で中日の平田良介選手を三振に抑えてエリート左腕として注目されていました。
細かい評価は不明なところがありますが、将来的には左のエース候補であることは違いありません。
持ち玉はそこそこありますが、武器のスライダーに磨きがかかることに期待。
4位:遠藤成(内野手)
身長:178センチ
体重:84キロ
背番号:45
投打:右投左打
経歴:東海大相模
高校通算45本塁打で長打の打てる内野手。
足の速さはそこまで評価は高くありませんが、最初は打てる二遊間として勝負してほしいところ。
重心を低く構えてパンチの効いた力強い打撃が西武の森選手に似てる印象。
本拠地甲子園で長打の左打者はかなり不利ですが、将来的には20本近く打てるクリーンアップとしての期待がかかります。
5位:藤田健斗(捕手)
身長:173センチ
体重:73キロ
背番号:59
投打:右投右打
経歴:中京学院大中京
持ち味は強肩で二塁送球タイムが最速1秒79でプロのトップレベル。
正捕手には梅野選手がいますが、長打力もあるので、打撃次第では梅野選手を脅かす存在になっていくかもしれません。
将来的には打てる捕手としての期待がかかります。
6位:小川一平(投手)
身長:182センチ
体重:80キロ
背番号:66
投打:右投右打
経歴:東海大学九州キャンパス
支配下では唯一の大卒。
細かいデータはありませんが、大学2年からはクローザーとして緊迫した場面を経験してるので、阪神では中継ぎとして起用されるかもです。
大卒なので即戦力として期待がかかりますが、近い将来鉄壁の中継ぎ陣として勝ちパターンに君臨してほしいところ。
育成1位:小野寺暖(外野手)
身長:183センチ
体重:82キロ
背番号:127
投打:右投右打
経歴:大阪商業大学
タイプ的には強肩の中距離タイプ。
守備範囲はそこまで広くなさそうなので、ライト・レフトのポジションを目指すことになりそうです。
打撃評価から指名されたので、今後どのように覚醒していくのかが、楽しみな選手。
育成2位:奥山皓太(外野手)
身長:186センチ
体重:93キロ
背番号:128
投打:右投右打
経歴:静岡大学
高校時代は投手で大学3年に野手に転向。
アベレージヒッターで長打もそこそこ期待できて肩は強く、足も速いので3番タイプ。
素材的にいい条件が揃ってるので早く支配下を勝ち取りたいところ。
阪神初となる国立大学出身に期待。
まとめ
今回の阪神はFA補強がないみたいなので、目玉としては新外国人のボーア選手でしょうか。
阪神は中継ぎ・抑えが強力なので、得点力さえ改善できたら、ほんと強いチームなんでしょうけど。
マートン、メジャーから城島氏が阪神に入団した2010年の阪神の打力はセ・リーグでもトップでしたが当時までの打力は期待できなくてもスタメンに20本塁打が2人はほしいところ。
そういった意味では井上広大選手の3年~5年後が非常に楽しみです。
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