藤浪晋太郎がトレードならパ・リーグ?阪神フロント側の考えは?

藤浪晋太郎・トレード

ルーキーイヤーから3年連続で二桁勝利を挙げて誰もが阪神の絶対的エース、球界を代表するエースとして期待されていた藤浪晋太郎投手。

最速160キロを記録したストレートですが、平均球速も150近いストレートにキレのよいカットボールが藤浪晋太郎投手の生命線。

もともとコントロールはよくありませんが、カットボールのようなスライダー系統の変化球が抜けてしまい、これまで多くの右打者へのデットボールが多いことから、イップスとも言われており、2016年から苦しんでいる藤浪晋太郎投手には常にトレードの噂があります。

当然阪神での復帰を望んでいますが、他の球団の方が良いのでは?といった声もあったりします。

今回はそんな藤浪晋太郎投手のトレードが実現したときの候補球団と、阪神側の考えを現在の戦力と今後を考えて予想してみました。

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藤浪晋太郎がトレードならパ・リーグが有力?

藤浪晋太郎投手のトレードの噂が出たのは金本前監督が就任した2016年のシーズン途中。

巷では”金本前監督と藤浪晋太郎投手と合わない”といった噂がありましたが、これは2016年7月の広島戦で藤浪晋太郎投手に金本前監督がエースの自覚として161球といった本来ありえない投球数を投げさせたことで賛否両論の意見があったからです。

それ以降、復調の兆しが見えない藤浪投手の原因として金本前監督がやり玉にあげられただけの話。

ですが、すでにパ・リーグの複数球団が藤浪投手のトレード調査を進めていたことが、報道されています。

楽天は2019シーズン直前に浜矢投手とDeNAの熊原投手の交換トレードが成立しましたが、その前には石井一久GMは阪神球団側と接しており、藤浪投手のトレードを打診していたみたいですね。

楽天に限らず、以前から藤浪投手はトレードするならパ・リーグが良いという声も多いのも事実。

その理由は阪神から完全に離れた方が良いという意見

阪神ファンならご存知でしょうけど、甲子園や鳴尾浜や見に行ってると藤浪投手がコントロールが乱れると球場が湧き出す風潮になっているわけですね。

藤浪晋太郎はデッドボールが多い! 

ファンは良いしても、メディア側が大げさに盛った情報を発信してしまうため、藤浪投手の心理からすれば他球団ならこんな余計なストレスはないと思っているはず。

これは人気球団の宿命でもありますが、1年目からスター選手だった藤浪投手に対してはやたらときつい印象はあるのかなと。

トレードで阪神を離れた場合、ヤジは基本的にはなく応援されると思いますが、対戦相手として甲子園で投げた場合はメディアも変な注目を集めようとすることは間違いないだけに、トレードになった場合セ・リーグは不向きかなと思います。

トレード候補球団

トレードの噂のある藤浪晋太郎投手に対してどの球団が獲得を望んでいるのか?

実際に藤浪投手をトレードで獲得できるのなら全球団がほしいのではないでしょうか。

ネットの噂やメディア情報を元に候補球団をまとめてみました。

西武

西武はもともと先発投手が弱い球団で菊池雄星投手がメジャーにいったことで、先発は手薄です。

そんな西武で2014年に本塁打王に輝いたメヒア選手とのトレードの噂もあったりしますね。

まぁ、年俸5億のメヒア選手を阪神が獲得するとは思えませんが、大砲助っ人獲得が見事に外れる阪神にしては他球団で実績のある助っ人を獲得する方がよっぽど合理的といった声もありますし、実際にそう思います。

外国人選手との交換トレードは稀にありますが、近年では2017年に日本ハムのエスコバー選手とDeNAの黒羽根利規のトレードがありました。

実際に藤浪投手とメヒア選手とのトレードが成立したら凄い大型トレードになるでしょうし、互いのウィークポイントを補えるので理にかなってはいますが、実現する可能性は限りなく低いでしょう。

矢野監督自身も他球団の外国人野手を獲得しない方針のようですし。

ただ、大阪桐蔭時代のバッテリーだった森選手がいるので、そういった相性的には良いかもしれませんね。

楽天

上記で触れましたけど、楽天の石井一久GMはすでに阪神側に対してトレード交渉済み。

楽天は両エースの則本徒手、岸投手が怪我で2019シーズン乗り遅れているので余計に藤浪投手を獲得したかったんでしょうね。

それだけ楽天も先発が足りてないので、藤浪投手がトレードで獲得できる可能性があるのなら飛びつきたいくらいでしょう。

今後どうなるかわかりませんが、交渉成立とはいかなかったみたいですね。

ホークス

先発陣が他球団と比較しても整っているホークスも藤浪投手をトレードで狙ってる噂もあります。

ホークスの場合は先発不足というよりも、チームの底上げのためにレベルの高い選手をトレードで補強してる傾向があるみたいですね。

藤浪投手と近年苦しんでいる武田翔太投手とのトレードの噂もちらほらありますが、まずありえないでしょう。

武田翔太投手が阪神にきたら間違いなく先発ローテですが、FAで獲得した西投手、中日から移籍したガルシア投手といった大型補強をしていますし、若手投手の面子を考えると藤浪投手をトレードしてわざわざ投手補強をするとは思えません。

オリックス

直接的な情報があったわけではありませんが、西勇輝投手と金子弌大投手のダブルエースが抜けた穴は大きいですね。

もともと阪神とオリックスは関西同士の球団ということもあってか、FAやトレードで選手の入れ替えが多いということもありますね。

同じ関西でも人気は180度違うので、トレードが実現した場合、メディアの少ないオリックスはありかもですね。

日本ハム

日本ハムもホークス同様にチームの底上げのために入れ替えする球団です。

2018年のオフにはヤクルト(秋吉亮・谷内亮太)⇔日本ハム(高梨裕稔・太田賢吾)といった大型トレードもありましたね。

巨人で未来の4番として期待されていた大田泰示選手は日本ハムで見事に覚醒した事例があるだけに、藤浪投手も日本ハムなら覚醒するかも?といった声もあります。

栗山監督自身も藤浪投手のようなスター性の高い選手を好みますし、トレードの噂になった必然と日本ハムは浮上してくるのかなと思います。

巨人はない

藤浪晋太郎投手は巨人ファンですし、 2012年ドラフトで菅野投手がいなければ巨人は間違いなく藤浪投手をドラフト1位指名していたでしょう。

ただ、巨人と阪神の大型トレードは伝統ある両チーム的にはまずないかなと。

具体的な根拠はオブラートに包まれていますが、大昔に江川事件があって、それ以降はこの両チームの大型トレードはないのかなと。

過去に巨人に在籍していた広澤克実氏が阪神、阪神に在籍していたメイが巨人、のようにたまたま同じシーズンオフに自由契約になったケースはありますが、トレードとの因果関係はありません。

でも巨人からしても藤浪投手はほしい戦力には間違いないでしょう。

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阪神フロント側の考えを予想

結論的に矢野監督が就任中に藤浪投手が完全復帰しなくても、トレードはないかなと思ってます。

確かにこのまま全く復帰できないままなら、トレードになっても仕方ありませんが、矢野阪神も生え抜き中心のチーム作りに徹していますし、2019シーズン少しでも次に繋がる投球内容を藤浪投手が見せることができれば、2020年以降も先発の柱として期待するはず。

阪神は他球団が羨むほどの若手投手が揃っていますが、その中でも調子の良いときの藤浪投手のストレートとカットボールは別格。

3年連続で活躍した選手は一流の部類に達しているわけですからそう簡単にトレード候補に入るわけがありません。

FAで西投手を獲得したときも当然プロテクトに入っていたでしょうし。

コントロール難に注目されますが、あれだけのストレートを投げる投手をトレードに出すのはあまりにも勿体無いと考えてるんじゃないでしょうか。

こういう投球ができる投手なので。

藤浪投手のトレードは今後の野手の成長にかかっているのかなと。

特に右の大砲ですね。

大山選手、中谷選手、江越選手、陽川選手、この辺りの選手が2人ほど1軍に定着したらいうことはないのですが、このまま大砲が外国人やFA補強でしか補えないとフロント側が判断した場合、藤浪投手をトレードに出すリスクを負ってでも大砲を取りに行く可能性はあるのかなと思いました。

なので、藤浪投手が仮にトレードとなっても、絶対的な4番として長年活躍できる選手じゃないと割が合わない気がしますし、1対2、1対3といった中途半端な選手を複数獲るようなおバカなことはしないと信じたいですね。

阪神は大砲が必要なのに助っ人外国人に中距離打者を獲得するなど、謎が多いので。(ロザリオは大砲でしたけど、、、、)

藤浪投手のトレードは実現してほしくありませんが、仮にトレードになっても意味深な交換トレードだけは勘弁願いところ。

結論に戻ると阪神フロント側は2019シーズン中は藤浪投手をトレード候補にはリストアップしていないと思います。

まとめ

実力ある若手人気選手が活躍できないシーズンが続くと、どうしてもトレードの噂は出てくるもの。

阪神は若手先発投手が豊富ではありますが、長年メッセ頼りだったり、若手の生え抜き投手も1年活躍しても翌年不調だったりしていますので、入団から3年連続で2桁勝利を挙げた藤浪投手は凄い投手です。

当面トレードは考えにくいですが、ローテーションに復帰して2桁勝利、エース候補として復帰してくれることを期待したいですね。

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